フィリピンサッカーの歩き方(エンペラドール・スタジアム編/2013シーズン)

世界サッカーの歩き方は、別サイトの「スタジアムを歩こうbyブックメーカーファン」へ移行中です。実際に歩いた場所だけではなく、掲載リーグの基本情報やマップなどを一通り掲載していく流れでボリュームを増やしながら、実際に歩ける機会に写真や実際の情報なども追加していく予定です。

ユナイテッドフットボールリーグ(フィリピン国内リーグ)の歩き方

2013年11月14日(UFLカップを観戦)

スタジアム エンペラドール・スタジアム(Emperador Stadium)*Mckinley Hill Football Fieldとも呼ばれる。
場所 Googleマップで地図を表示
周辺ホテル  hotel
最寄り駅 なし
スタジアムまでの道のり エンペラドール・スタジアム自体が、マッキンリー・ヒルという新興ビジネス街に位置するため、地元の地理に詳しければ、バスなど乗り継いで行けると思いますが、やはりお勧めはタクシーです。マカティから5~6キロの距離でメーターで100~150ペソくらいに収まると思います。マッキンリー・ヒルの入口からスタジアムまで、そこそこ距離がありますので、タクシー運転手には、しっかりエンペラドール・スタジアムまで行ってもらった方が良いです。

帰りに関してですが、スタジアム付近では、タクシーが拾えないですが、道沿いに歩いていくと、少しずつ車が増えてくる箇所があり、そのあたりになるとタクシーも拾いやすくなります。

チケット 基本的に、リーグもカップ戦も無料ということでしたが、11月に起こった台風による被害復興のためのチャリティとして、今回のカップ戦では、決勝トーナメントより、メインスタンドが100ペソ、バックスタンド及びゴール裏が50ペソと有料でチケットが販売されていました。
2013年11月に、日本語ブックメーカーのM88の担当の方と、打ち合わせをするためにフィリピン(マニラ)を訪れた際の空き時間に、ちょうどこの時期開催されているUFLカップ(フィリピンカップ)の決勝トーナメント(ベスト16ラウンド)が開催されており、足を運ぶことができました。フィリピンリーグは、一極集中開催で現状行われており、これまでは、リザール・メモリアル・スタジアムで開催されていたのですが、新しくできたこのエンペラドール・スタジアムで今シーズンは基本的に開催されるようです。人工芝のグラウンドで、スタジアムの規格が国際基準に達していない(要するに狭い)ため、国際Aマッチはここでは行えないようです。

スタジアムの周りの建物は、目下、建設ラッシュといった感じで、ビジネス街で働く人、建設に携わる方などでかなり人が多い印象。スタジアムの片側のゴール裏(座席のないほう)に建設中の建物からは、スタジアムの内部がしっかり見える様子で、メインスタンドの鉄柱の使い方が、明らかに視界を奪っていたり、テレビ中継用の台も視界を奪うなど、やや観戦者に対して雑な造りのスタジアムを考えると、その建物から試合が見られるなら、そこから見た方が試合の全体を見やすいかもと感じたり。

とにかく、スタジアムの利用は開始されたものの、周辺は進行中ということで、今後どうなっていくのかに関しても気になるスタジアムです。

これまで利用されていたリザール・スタジアムが、鉄道駅からすぐの立地であるのに対し、エンペラドール・スタジアムは、基本的にマニラの中心から移動する場合は、車必須であり、タクシーを使うと100ペソ以上かかるため、試合観戦者の数が減るのではないかという心配も聞かれました。

計画の途中で、たとえば、アクセスが良くなるような仕組み(鉄道駅が近くにできる)などあれば、良いと思いますが、現状では、アクセスしにくいスタジアムと言えるかもしれませんね。

新シーズンより、外国人枠に大きな変更が加えられたということで、これまでは、外国人選手の制限がなかったため、資金のあるチームは、ほぼ外国人選手のみのスタメンということも普通だったようですが、今季からは、半分くらいしか認められなくなったらしく、それにより、リーグの勢力図にも影響が出るだろうということです。

昨年優勝のスタリオンズは、特にその影響を受けているので、今シーズン大変そうだと聞いていたのですが、それでも、やはりやっているサッカーの質という部分では、相手のセブよりも明らかに上で、試合も思ったほど差はつかなかったものの、2-0でスタリオンズが勝利となりました。

両チームとも3バックでした。フィリピンリーグでは3バックが主流なのかな~と思いつつ、たった1試合ではなんとも言えないですね。

機会があれば、もう少し多くの試合や、日本人選手が所属しているチームの試合も観戦したいのと同時に、このスタジアム周辺がどのように変貌していくのかも含めて興味深い場所でした。

■チケット。復興支援名目で有料になったと聞いたこともあり、最も高い100ペソのチケットを購入しました。高いとは言っても、230円くらいですが。

■タクシーの運転手に目的地を告げるときは、スタジアム名だとわからない可能性があるため、スタジアムのあるマッキンリー・ヒルの名前を出せば大体伝わります。敷地の入口あたりからは、スタジアム名の入った看板があるので、その方向に向かってもらいましょう。

■エンペラドール・スタジアム外観。周辺は、完全に建設中の状況。作業をしている人だらけです。駐車場も、整備されておらず。

■この尖がった屋根の下はバックスタンド。

■現時点では、だと思いますが、右奥に見えるメインスタンドに行く場合には、バックスタンド側の入場ゲートから入ってグラウンドに沿って回って行く必要があります。

■今回観戦した試合は、スタリオンズ(1部・昨年のリーグチャンピオン)vsセブ・クイーン・シティ・ユナイテッド(2部)になります。

■メインスタンド付近からバックスタンド方向を見たこの方向にマニラ国際空港があり、頻繁にスタジアム方向を飛行機が横切っていきます。この写真でも、照明塔の上あたりに飛行機が飛んでいます。

■エンペラドール・スタジアムという幕がありますね。

■セブの選手たち。練習着がかっこいいですね~。

■ちなみに、再入場用にということで腕にスタンプを押されました。テーマパーク気分ですw

■選手整列。この後、台風の被害者のための黙祷がありました。

■バックスタンドは、こんな感じです。昼間の試合の場合は、バックスタンドの方が眩しくないのでお勧めかもしれません。メインスタンドは、逆光状態になります。

■セブのサポーターの人たち。

■テレビカメラ用の台で視界が妨げられたり。

■そもそも、屋根を支える鉄柱が視界を遮っていたり。不思議な構造ではあります。