カンボジアサッカーの歩き方(オリンピックスタジアム/リーグ多数・代表 | 2016-2017)

世界サッカーの歩き方は、別サイトの「スタジアムを歩こうbyブックメーカーファン」へ移行中です。実際に歩いた場所だけではなく、掲載リーグの基本情報やマップなどを一通り掲載していく流れでボリュームを増やしながら、実際に歩ける機会に写真や実際の情報なども追加していく予定です。

オリンピックスタジアム(リーグ多数チーム・カンボジア代表)の歩き方
2016年10月15日 スズキカップ予選(SUZUKI CUP qualification) カンボジア代表vsラオス代表
2017年2月5日 アジアクラブプレシーズンチャンピオンシップ2017(ASIA Clubs Pre-Season Championship 2017)

スタジアム オリンピック・スタジアム(プノンペン) – Olympic Stadium(Phnom Penh)
場所 Googleマップで地図を表示
場所 hotel
最寄り駅 プノンペン駅(Phnom Penh Royal Railway Station)-運行ストップしていましたが、2016年現在、週末のみ試験運行が再開されているとのことプノンペン駅~シアヌークビル駅
スタジアムまでの

道のり

 カンボジアプノンペンと言う場所柄、鉄道駅のプノンペン駅からスタジアムを目指すという方は少ないと思います。プノンペンの中心部(セントラルマーケット付近)に滞在するのであれば、距離にして2キロくらいになりますので、夜の試合であれば気合で歩けないということもありませんが、早めに行くならトゥクトゥクやタクシー、急いでいくのであればバイクタクシーで行くのがスムーズです。

空港から直接は、あまりお勧めしません。荷物がなくて、空港からバイクタクシーなら良いですが、荷物がありタクシーやトゥクトゥクでスタジアム方面に向かう場合、ほぼ間違えなく渋滞にはまります。特に夕方や夜の試合の時間の渋滞は惨いです。

チケット スタジアムの入り口のチケットボックスで購入
 2016年9月から仕事でカンボジア(プノンペン)にしばらく住んでおり、その期間に足を運べるサッカーには色々行こうということで、最もカンボジアではメジャーなスタジアムとなるオリンピックスタジアム(プノンペン)に数回足を運んでいます。サッカーの熱狂度が凄いと聞いていて、その熱狂度を体感するために、東南アジア最大の大会となるスズキカップの予選がプノンペン開催と言うことで、2016年10月に一度足を運びました。

想像をはるかに超える熱狂度でしたね。特に人の多さ。密集度。国としても急成長している勢いのある国で、その中でサッカーが熱狂的人気のスポーツとなっていることを考えると、数年後のカンボジアサッカーのレベルがどの程度まで上昇するか気になるところです。

その後、しばらく足を運べずにいましたが、クラブチームのサッカー(代表とは正反対でそれほど盛り上がっておらず観客の入りもあまり良くない)と言われているので、それがどんなものかを見たく、2017年2月にクラブチームのリーグ戦開幕を控えたプレシーズンの大会で再びオリンピックスタジアムに足を運び、カンボジアのクラブでは、プレア・カン・リーチ・スヴァイリエンとナショナル・ディフェンス・ミニストリーの2チームを見ることができました。

当初の価格は、メインスタンド(VIP)で3ドル、それ以外が1ドルという設定が、客の入りを考慮してか、メインが2ドルに値下げされたため、メインスタンドにもかなり人が入っていましたが、バックスタンドなどを眺めると、日曜日の夜の試合にしては、思ったほど入っていないなと言う印象はありました。

それでも、少しずつクラブチームの試合も盛り上がってきているという声を信じて良いかなと思うくらいの盛り上がりは感じられました。

次は、リーグ戦で足を運べる機会が作れれば、またこのページに追記したいと思います。

■チケット売り場は、スタジアムのメインの入り口(#217シャルルドゴール通沿い)付近にあります。

■カンボジア代表の試合になると広場は、車と人でいっぱいになります。

上記は、カンボジアvsラオスのメインマッチを控えた第1試合の、ブルネイvs東ティオールの試合中ですが、既にバックスタンドは人で埋まっています。

盛り上がりが凄いです。日本のサッカーの盛り上がり方とは全く別。重低音の音楽が大音量で流れ、ところどころで踊ってる人がいたりします。この密集で座りたいとも思えず私は、一番後ろで立ってました。カンボジアでは、まだ観客のコントロールなどができておらず、鉄柵を乗り越えて侵入するなどで座席数をはるかに超える人数がスタジアムに押し掛けるため、立ち見も4列5列は当たり前。

この時は、準備が遅く、既にチケットが完売という状態でたまたま職場のビルの人が大会のスポンサーと絡みがあり、スタジアムで会ってチケットをいただけました。それが無かったら私も侵入しないと見えなかったのかw

少しでも落ち着いて見たいのであれば、写真の奥に見えるメインスタンドのチケットを早めに購入するのが良いのかもしれません。

ちなみに、スタンドとスタンドの間からは、バイク駐車場(エリア?)に多数のバイクが見られます。ベトナムほどではないですが、カンボジアもバイク大国です。

カンボジア代表選手入場。かなり盛り上がってました。

電光掲示板。

バックスタンドからゴール裏、メインスタンドが、そこそこわかる写真。メインスタンドに少し空きがあるように見えますが、チケットは完売。そして、この写真を最上段で立って撮っている私の後ろには3列くらい立ち見が熱気を受けています。ライブか!?

ちなみに、次は、2017年の2月に開催されたクラブチームのプレシーズン大会の写真も載せます。シンガポールのウォリアーズFC、マレーシアのチーム、カンボジアからは、昨シーズン2位のナショナル・ディフェンス・ミニストリーと4位のプレア・カン・リーチ・スヴァイリエンと競合が参加した大会です。

よく見ると、プレシーズンがPER SEASONになっていたり、こういうちょっとしたミスに気付かないカンボジアが私は好きです。

試合前のイベントにも力を入れている模様。

割と楽しめます。

プレア・カン・リーチ・スヴァイリエンFCは、ナイジェリア人選手を前線に並べて一気に攻めるようなサッカーが面白かったです。

ナショナル・ディフェンス・ミニストリーは、北朝鮮の選手を多く外国人枠に入れて昨年快進撃を見せたチームで、2017シーズンは、日本人選手が入っていた1枠にも北朝鮮の選手を入れているそうです。日本人としては残念。この大会の決勝は、プレア・カン・リーチ・スヴァイリエンとナショナル・ディフェンス・ミニストリーのカンボジアのチーム同士の対決となり、プレア・カン・リーチ・スヴァイリエンが前半は圧倒していたのですが、後半にナショナル・ディフェンス・ミニストリーが逆転して優勝したとのこと。

試合風景。

上記は、決勝の試合開始から10分くらいに、カンボジア名物の停電があり、慣れているカンボジア人は、スマホのライトで照らしてきれいな景色を作り出していたり。停電してもスポットライトは問題ないようで、一瞬ライブに見えますよね。

ちなみに、このオリンピックスタジアムですが、スタジアムの周りに建設中の建物などがあり、実際の距離よりもスタジアムの入り口などにたどり着くまでが遠くなったりすることがあります。プノンペンのメインストリートとなるモニボン通り方面から来る場合は、チケットを持っているのであれば、ユーゴスラビア通りから、ロータリー近辺に出入り口があり、ここから入ることもできます。

周辺は慢性的に渋滞する場所なので、余裕を持ってスタジアムに行くか、隙間も抜けられるバイクタクシーを利用するのが良いです。プノンペン中心からは、1~2ドルくらいで交渉できればOKです。トゥクトゥクだと2ドル~3ドルくらい。試合の日は混み方が半端ないので、トゥクトゥクでも隙間を抜けるのに苦戦します。

試合は夜のことが多く、昼間は暑くても夜は、まあ歩いても大丈夫かなという気候になるプノンペンですので、試合の最後まで観戦してという方は、トゥクトゥクもバイクタクシーも利用するまでが大変で、更に渋滞で動けないので、あまり貴重品は持ち歩かないようにして徒歩で帰るというのが実は、もっともスムーズなスタジアムアクセスだったりします。